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June 27, 2005

猫谷物語1-1-2-11

 ハナは目を見張った。今の今まで平らに見えていた物が、すべて球体に見えたからだ。同時に、駐車場が爪先にも満たぬ大きさである事を知った。

無論、緊張から四肢を踏ん張ってはいたものの、始めて見る世界の広大さがそれ以外の全てを圧倒していた。体が震えた。恐怖ではなく興奮からであった。声も高く、
「チコッ、何と素敵な出来事だろう。」
 恐ろしさに悲鳴を上げるとばかりに思っていたハナの様子にチコは驚いた。地上を四肢で徘徊する者が足の着かぬ空の世界を楽しんでいる。それもこんなに小さい奴が。こいつ、やはり只者ではないと思った。
「そうか。」
 と、言い終わらぬうちに、ハナの背中を掴んでいた足から緊張が緩んだ。大気の中で接点を失ったハナの体は当然の様に重力の法に従った。
 落ちて行くハナは別段慌てる事もなく手足と尾を精一杯に伸ばし飛びたいと念じた。だが、願いは空しく頭から耳の先へ、そして体を伝って尾の先端から大空に消えて行く。体が自由にならず回転を始め、あれほど小さかった駐車場がみるみるうちに迫って来る。くるくると回る視界の中に母の姿がツっツっと見える。母の姿を認めて始めて何かを失うのではないかと言う恐怖の念が起きた。そこでハナの体は停止し、次いでググッと空に引き戻される感じと共にチコの声が聞こえた。
「どうだ、恐ろしかったであろう?」
「自分で飛ぶ事は諦めた。」
 これには、チコも開いた口が塞がらなかった。
 だが、地上に降りるやハナは一目散にキクの胸の中に駆け込み顔を埋めて泣いた。強情を装ってはいたが、やはり子猫であった。しかし嗚咽しながらもこの飛行体験は記憶に留められた。
 この時点で一匹と一羽は知らなかった。二つの運命の歯車は彼方より密やかな音さえ上げる事なく近づき牙を絡め噛み合い、やがて各々の運命(さだめ)の中に尋常な生涯を大きく変える仮借無き転向点の到る事を。
 互いに異族ではあったものの、今は歳の離れた友として夏の一日を楽しみ、不安の微塵も見せる事はなかった。


posted 久多@麩羅画堂 : 06:18 PM | comments (0)

今の気分。

本日のデジクリ。神田氏の穴金の問題点。
それは私でしょう・・・凹。
最近ダークサイドかも。足りないのはパワーだわね・・・凹。


posted 久多@麩羅画堂 : 06:17 PM | comments (0)

June 26, 2005

今朝の気分。

取り返し中・・・凹。

感情は所詮感情でしかないのか。
人の都合で植えられたシンボルツリーの欅の伐採話が突如提案された。植えられて17年経つが毎年夏は茂り木陰を作り冬は落葉して日向を作る。だが近年樹液が垂れたり虫が落ちて来たりで3台の車に被害が出た。これらの洗車なりに費用が掛かるが個人負担だ。不満も出るだろう。さらに小さな公園も撤去して駐車場にしたいらしい。
私は利用しない公園だがそこにその空間がある事が素晴らしいと思っている。余裕というか一拍置く許容が好ましいと考えるからだ。しかしそれはやはり感情だろう。
また虫が嫌いな人の為にやはり賛成多数の結果で桜の木の枝が道路側のみ切られ醜い樹形になった。それを醜いと思うのもやはり感情だ。
そこにある小さな自然を愛せない人間が車を使って出向き自然の表面だけ眺め満喫した気分になる。これに若干違和感を覚える。
基本的に土地の個人所有は日本のような狭い国土に似合わないと思っている。
建ぺい率(敷地に対する建物建築面積の比率)を厳しく容積率(敷地に対する建物延べ床面積)を緩め燐棟の間隔を広げテラスハウスタイプ集合住宅で土地の高度利用を図り植樹し森の中に住む感覚が好ましいのだが、だったら団地で良いだろうしその団地さえ老齢者ばかりになって朽ちて行く。お前は共産主義かと聞かれる事もないなあ。
樹木が多くなると管理が行き届かなくなり犯罪の温床にもなりかねない。
だけど近所の敷地の大きなお宅が業者に売られ100平米未満の小さな家数軒に変わって行く様は悲しい。
街は小さな一本の樹さえ守りきれない。

昨晩だったかジェラシックコードなんて番組があって古い物がなければ新しい物が築けない脳の仕組みが紹介されたが無秩序の新しさって危うい。
落葉が嫌いと言う人も同じ人間なのだ。
人のそのオカシミがやりきれない。

今朝の気分は無秩序だなあ。


posted 久多@麩羅画堂 : 12:12 PM | comments (0)

猫谷物語1-1-2-10

「フンッ、良い質問だが同時に悪い質問だ。良い質問とは、自分が知らぬと言う事を相手に知らしめる事だ。悪い質問とは、自分が知っている事をわざわざ尋ねる事だ。だが、聞かれた以上答えねばならぬな。訳はない生まれた時から黒かった、それだけだ。お前はどうだ?お前は自分の体の色に理由を付けられるのか?」

「いや、ハナにも解らない。答えようがない質問を悪い質問というのか?それでは、何故チコはハナより高く長く大気の中に在る事が出来る?」
「先程より上等な質問だな。俺達烏に限らず鳥族はすべて飛行する術を持っている。体がその様に出来ているとしか答えようがないが、俺はある日、両親が飛行するのを見て無性に飛びたいと願った。飛びたい、飛びたいとな。すると体が浮いて足が地を離れ、体が軽くなった。一瞬の事であったが、気分が良かった。このように腕を伸ばして指先から肩にかけて力を徐々に強め、地をたたくと同時に足を使って跳ねるのだ。」
 チコがその通りにすると風が起こり土埃が舞い上がり、ハナは思わず目を閉じてしまった。次に見たのは遥か上空に在るチコの黒陰であった。
 ハナはチコに教えられたように飛びたいと願い、前足を伸ばし力を付け後足で地を蹴ったが、腰が浮くだけであった。場所を変え桜の木の幹からも試みたが、ただ落ちるだけであった。
「無駄な事はするな。己に与えられた力の中で精一杯生きる事だ。お前には暗闇を見る目と獲物を仕留める牙がある。我らには無い物だ。」
 天から声が降ってきた。
 それでも、ハナは止めようとせず、辛抱強く繰り返した。キクも好きなようにやらせ諦めを待った。
「猫は飛べぬ、飛べぬ運命を何故甘受せぬ。」
「やって駄目なら諦める。だが、試している最中は諦めと無縁ではありませんか。」
 最初にハナの頑固さに折れたのはチコであった。とうとう、
「それ程空を飛びたいのならば連れて行ってやる。」
 と、言うとハナの背中を掴むや地を離れた。たちまち一匹と一羽はキクの視界から消えた。


posted 久多@麩羅画堂 : 12:10 PM | comments (0)

June 25, 2005

猫谷物語1-1-2-9

 キクとの世間話も尽きたとみえ、チコは一瞬身を低くしたかと思うと、大きく羽を拡げビッと一打ちし再び空へ舞い戻って行った。その後も暇を見つけてはキク母子の元を訪れるようになった。来る度に鼠など猫の喜びそうな土産を持参した。この様な外見に似合わぬ細やかな心配りがカタギとの一件以降チコの身に付いていた。

 案外子供が好きであったチコは幼いハナが気に入っていた。構うのが楽しいらしく、ハナがムキになって向かって行くと、ひらりひらりと身を転じて避けた。草地では子猫のハナがいくら頑張ったところで跳躍は自身の体長ほどであって、チコの羽ばたき一つでハナの鈎爪は空を切ってしまい、かすりもしない。「カルラララッ」と笑われるのが精々の事であった。
 ハナは平地での正面きっての闘いが不利である事を悟っていった。逃げれば追う。追えば逃げる。対峙した場合、地と天の生き物であるから、そのままでは一向に埓が明かない。烏に空から強襲された場合平地にある猫は弱い。したがって体を常に闇に置き隠密行動をとるしかない。猫にとって唯一の攻撃手段は物影や草族等の影にあって身を伏せ、地に降り立った烏の風下から忍び寄り跳躍し一気に首か足を狙う。または樹上の枝葉に隠れ相手が油断した時に飛び降りざま全体重を四肢にかけ背中を襲い、急所を犬歯で噛む。これだけだ。
 実際のところはどうかと言えば筆者は餌を挟んで対峙する現場を観たが、たいがいは猫がその緊張に耐え切れず餌を放棄してしまい烏が悠々と食っていた。無論、成長した者同士での話ではあるし、餌に困る環境でもなかったからだが、案外この辺りの猫は諦めが良いものと見えた。
 いずれにせよ、チコはハナと戯れていたつもりであったが、ハナは烏との闘争技術をチコからそれと知らずに学んだといえる。
「俺の名はチコと申す。」
 本気ではなかったが、しばらくしてチコが油断した隙に、ハナはチコの背中に乗ってしまった事があった。本来であればチコの驚愕の表情はそのまま永遠の終章を物語るものになっていたはずだ。ハナの牙は確実にチコの首に向けられていたからだ。ハナの爪はチコの羽の根をしっかりと捕捉し、飛び立てない様にしていた。一瞬の出来事であったが、これにはチコも驚いて、その後はハナを一人前に扱うようになった。
 何故ならチコが自身の名を相手に告げるのは、相手を対等に見た時に限られていたからだ。
 ある日、ハナはチコに気に掛かる事を二つ尋ねた。
「チコの体はピカピカと輝いて美しい、だがどうしてお前の体は黒い?」


posted 久多@麩羅画堂 : 04:15 PM | comments (0)

今の気分。

インデザインのeps書き出し。何故epsだけが書き出せなかった理由が分かった。OPI無視にepsがチェックされていた。いつそんなボタンを押したのか・・・8時間ロスタイム・・・休みが休みでなくなる・・・凹。
しかし解決したから・・・凸。


posted 久多@麩羅画堂 : 04:14 PM | comments (0)

June 24, 2005

猫谷物語1-1-2-8

 この辺りの天空を制しているのは端太烏であった。カアーッと啼く。
 もう一方の雄は端細烏だ。ガアーツと啼く。名前の由来は嘴の形からだが、その啼き声は太ければ低く、細ければ高い音を出す管楽器と異なっており面白い。留鳥だから一年中見る事ができた。烏はその獰猛さとか、死肉を漁るので忌み嫌われているが、本来家族を形成し、愛情豊かに子育てをする。他人の巣に卵を生んで他の卵を蹴落としぬくぬくと育つ輩とは雲泥の差だ。その黒い姿から死神の代名詞のようになってしまったが、古来より神の使いとして崇められていた存在だった。


 但し油断はできない。異常に執念深い。石を投げたり苛めたりするとしつこく追いかけてくる。電線に十何羽も止まっており、頭目の「ケエッ」という合図とともにそれらが一斉に標的目がけて、無言で滑空してくる様は不気味だ。筆者も実際の現場を観た事があるが子供には注意してあげたほうがよい。
 しかし、それも忘れないという学習能力があるからだろう。知恵もある。道路に木の実を置いて車族に轢かせ殻を割るなど朝飯前なのだった。遊びも好きだ。鉄道の線路の上に石を置いたのは天狗のクロウの手下であった。動輪に轢かれ石が砕け散るのが面白いのだろう。
 だから今、チコはよく動くハナに対して好奇心を抱いたものと見えた。
 やがてチコは車族の下に潜むキク母子を見つけた。きっちり距離を測っておりある地点からは踏み込んで行かない。礼儀というよりお互いに持って生まれた自己保存の本能からだ。
「おッ、キク。お前の娘か。」
 その偉丈夫に似合わぬ声の持ち主であった。
「冬でなくて良かったな、餌の少ない季節であったら……」
 と、口の端をゆがめ、その黒く良く輝く小さな目を細めニユッとした。目の光りが一瞬薄くなったが、直ぐに元の輝きに戻った。
 チコは幾分、気分屋ではあったが、手下の面倒を良く見た。野性の目で観れば自分の地位を保つためと割り切ったものかも知れない。若い頃は無茶もした。逆上しやすい性向を持っていたのかも知れないが乱暴狼藉も日常だった。力に頼って長になったが、長になってしばらくの後に、東山の烏の長カタギとの闘争で傷ついてからは、その荒々しい性格もぐんと退き、今や押しも押されもせぬ八幡様と呼ばれていた。


posted 久多@麩羅画堂 : 10:36 AM | comments (0)

June 23, 2005

猫谷物語1-1-2-7

 黒く太い足の先に伸びた鋭い刃のような鈎爪は、ハナなどたちまちのうちにボロ布にしてしまうかと思われた。見るからに恐ろしげな青黒く光る羽と隆とした巨大な体躯を持つ端太烏であった。ここ猫谷の東、八幡神社の杜にひときわ大きな楠がある。そこを根城に付近一帯の空を仕切っていた一群の長だ。名をチコと言い、配下は四千を下らないといわれていた。

 母はとうに第一等の警戒を解いていた。近づいた羽の音で相手が誰か解ったからだ。小なりとはいえ、キクも代々続いてきた土地持ちで、由緒ある山猫一族の血筋をひく者だった。猫丘一帯の猫族から敬われていた存在でもあったのだ。チコは自分が力だけで成り上がった過去を持ち、正統に対する憧れからキクにだけは敬意を表していた。だからと言って友という程の仲でもない。猫も烏も獰猛さにかけてはひけをとらないが、丘の上では生きるために互いの力を認め合う暗黙の了解がなされていたのだった。飢えを知らない季節でもあった。
 チコは領空の巡視の最中であった。
 谷があれば山もある。
 猫谷の西に烏山がある。そこでは天狗のクロウを長とする烏の一群が勢力を伸ばしつつあり、隙あらばとチコの領空を狙っていた。
 自然の摂理は時として残酷である。一定の猟場では生存できる種の定数が限られている。飽和状態になるとそれは餌の減少を招き、ひいては種の絶滅を意味する。野生の世界では命の定員が定められていたのだった。
 それが、先頃よりクロウの配下の者が数羽しきりに出現するようになった。チコは長として常日頃怠る事の無かった領空視察の飛行回数をさらに増やしていた。その巡回中、たまたま駐車場で機敏に動き回る妙な奴を発見し降りてきたものであった。で、誰何しがてら少しばかりからかおうとしたのだった。
 その恐ろしげに黒光りする巨大な嘴から声を掛けられたハナは、それが何者かをまだ知らなかったから、ただただ恐ろしく気が動転していた。喉が異常に乾いた。
「お前こそ、何者だ。」
 と、言ったが思うように舌が動かず声にならなかった。
 とにかく大きく口を開き、耳を後に反らせ、眉間に深い皺を刻んで瞳を怒らせ背を高くし反攻の態勢をとった。キクは何時までたっても助けに来ない。ハナは考えた。今は自分で身を守るしかない。このまま威嚇するか、逃走するか葛藤の末、反転して母の懐へと逃げ帰った。
 小さいくせに一人前の真似事をするハナにチコはひどく興味を持った。肩を揺すらせながらザッザッと足音も荒く後を追った。


posted 久多@麩羅画堂 : 10:31 AM | comments (0)

今朝の気分。

愛された父に対して自分は父を愛したかとふと疑問を持った。
尊敬していた事は確かだ・・・凹凸。


posted 久多@麩羅画堂 : 10:30 AM | comments (0)

June 22, 2005

今朝の気分。

雨用の靴を新調しなかったお陰で出勤時に濡れた。靴下が乾かない・・・凹。
Vue5Infinite デモムービーがすげー!・・・凸。
こちら
しかし、なんかねえ最近の3Dにはついて行けないって感じ。1995年で止まっている・・・凹。


posted 久多@麩羅画堂 : 10:47 AM | comments (0)

猫谷物語1-1-2-6

 ハナは触れると意味もなく転がる砂利に前足で蹴りをいれたり、捨てられていた紙コップに爪をたてたり、元の形が何であったか解らないほどボロボロになるまで噛みついたり、そうかと思うと押さえ付けられた草族が反発して細胞内の活力でハナの顔をしたたかに打ってみせると、思わぬ反撃に驚いたかのように跳躍を繰り返す一人遊びに夢中であった。ツユクサの生い茂る地面を必死になってハナから逃げ惑う小さい虫なども格好の獲物になっていた。

「痛うッ。」
 敏感な桃色の鼻を蟻に噛まれたのだ。両の前足で払い落とそうとした。蟻こそ迷惑な話だ。そうはさせまいとヒゲに飛び移りざま再び噛みついたからハナは混乱して仰向けになってしまった。野性の動物にとって危険な態勢になった。
 と、その時、ハナを見守っていたキクの触毛に緊張が走った。全身の骨と筋肉そしてそれらをつなぐ腱がギューッと音を立て、目やヒゲや耳を総動員させ全神経を集中した。何者かが高速で接近する気配を察知したのだった。猫の聴覚は人の約三倍といわれ犬よりも優れており、中にはこうもりと同等の聴覚の持ち主もいた。キクがそうであった。人が直立歩行という特異な進化を遂げた時から失った能力のひとつだ。
 まともに陽を見てしまい一瞬目の眩んだハナの瞳に黒い陰がよぎった。と、思う間もなくそれはハナの全身を被うばかりに大きくなった。
「誰だよ、お前は。見かけない奴だな。」
 バサッ、ザザッと羽音も鋭く舞い降りるや黒陰の主は、少しばかり甲高い声でハナに尋ねた。本能で体をひねり地面に身を伏せた状態から見上げると、ハナの瞳にこの世のものとも思われない生き物が映った。


posted 久多@麩羅画堂 : 10:46 AM | comments (0)

NHK七色のおばんざい

うろおぼえだけど
花は散るんじゃないんですね。命を繋ぐんですね。花は一瞬で散るけれど過去じゃないんですね。未来なんですね。
いいせりふだ

しかし携帯から打つ癖が・・・凹。冗談はさておき私は強い悲観主義者でありながら逆に猛烈な楽観主義者でもある。まあ思考停止状態に近いかも知れないがこの台詞自体はありふれたものだし取り立てて優れたとも思えない。
しかし未来へ前向きである事。人生を肯定で生きる事。これは素晴らしい事だと思えるのだ。
自分の作品でも否定的な流れながら最後はどうしても明日の息吹をいれて終わりにする。
人間が甘いせいもあるが今までどうしようもない不幸を感じた事がないから恐らく否定的な見方とは一種の憧れかも知れない。


posted 久多@麩羅画堂 : 10:44 AM | comments (0)

朧月。

おぼろ月、果たせぬ夢か、果てぬ夢。
どうも携帯から思いつきを打つ癖がなおらない・・・パケットが凹


posted 久多@麩羅画堂 : 10:43 AM | comments (0)

June 21, 2005

猫谷物語1-1-2-5

 夏が来ていた。この頃になるとハナはキクの後について、自分の足で歩いて駐車場に現われるようになっていた。むせかえるほどに青臭さを発散させている草族の巣窟なのだが、母子にとっては絶好の遊びと修練の場となった。背の高い草族がはびこり、たまに通りかかかる犬族や人族から身を隠すのに都合がよかったからだ。
 猫族は皆が皆しなやかで優雅であった。キクはこの辺りに棲息する猫族の中でも群を抜いて美しく敏捷に獲物を攻撃する事ができた。


 生きる為に最小限の殺生だったが、キクが鳩を仕留めた時の事であった。もうすでに三日も彼女は腹に何も入れていなかった。虫やとかげなど得る事のできたわずかな糧はすべてハナに与えていたからだ。家持ちに比べ野良猫であるキクは春から夏にかけては余分な脂肪を一切身に置いていなかった。谷に比べ丘は鼠など大型動物が極端に少なかった。生きては行けるが筋力が落ちる事により狩りの能力が低下し、ひいては母子ともども餓死を待つより他に道が無くなる事を知っていた。腹を満たすとともに鍛練を怠る事はなかった。
 キクの鋭敏な聴覚は複数の羽音を逃さなかった。音から中型の鳥でおそらく鳩であろう事を確信した。これを逃せばまた何時新鮮で腹持ちのする餌にありつけるか解らない。やがて獲物を見つけ風を読み風下に移り、全身から匂いと音を消した。十メートル程離れた辺りから腹ばいになって近づいて行った。手足をできる限り体に密着させ動きを悟らせなかった。成功を頭に描きひたすら獲物を凝視して距離を測った。迷いがあるうちは駄目だ。必ず失敗するからだ。二メートルくらいの位置から全身の筋肉を最大限に使って跳躍した。餌をついばむ為に群れていた十数羽が一斉にザッと羽音を轟かせて飛び立った。羽が舞い散る中から首を噛み仕留めた一羽の鳩をくわえ悠然とキクが現われた。荒い息を整え血走る目から興奮の色を静めるとそのまま獲物を引きずりながらハナの元へ帰って行った。
 この攻撃のタイミングは幼時から仲間とじゃれついたり、ふざけあったり、遊びを通して常に動くものに目を向け自然に体が覚えてきたものだ。ハナもやはり毛繕いをしているキクにまとわりついて母の尾と戯れていたが、キクは巧妙に尾を動かしハナの敏捷さを養う道具に変えていた。
 刻々と天空に模様を描き続け、止まる事の無い雲はいつしか積乱雲になり、まるで己の鍛えられた筋肉を誇示するボディビルダーのごとく隆々とした入道になっていった。
 猫族も暑過ぎるのは苦手であった。陽はとうに天空高くに登り、キクは車族の陰に入って冷えた土の上に草を折り敷き、その上に横たわり身を休めていた。


posted 久多@麩羅画堂 : 06:44 PM | comments (0)

June 20, 2005

猫谷物語1-1-2-4

 ナガミミは長い間、話相手のないまま退屈であったから、目に入るささやかな事柄から空想をたくましくして物語などをいくつか創って自らを慰めていた。だからそれまでの鬱憤を晴らすかのようにハナを掴えては、よく話しかけてきた。昨晩見た夢の話とか、東に天まで届くほどな途方もなく背の高い物を人族が作り始めたとかの類だった。生きることで精一杯の普通の野良猫にとってはあまり興味を引くものではなかったが、ハナは熱心に聞いていた。


 棲み家の東側から幅四メートルのアスファルトに被われた道を挟んで、高圧線とそれを支える鉄塔の下に駐車場が広がるのを望む事ができた。管理する人族が無精なのか、あまり手を掛けているとは思われず、雑草が生い茂るままであった。
 名も知れぬ小者達もいたがそれらは日陰者で、多くは一族の繁栄を願うばかりに異常な生殖能力を獲得した者達が群雄割拠する戦場であった。背高粟立草などは悪名を欲しいままにしていた。最も強大な覇者は車族であったが、常時その勢力を保持できず多くは半日は城を明け渡すという繰り返しであった。依然として草族のしぶとさが辺りを支配していた。そうした彼等でも、季節の移ろいによる栄華衰退は免れず、やがては朽ちていった。諸行無常は万物の上に公平に網を掛ける。悪名だろうと日陰者だろうと容赦なく草族の上に降りかかってくるのであった。しかし今は生きているのだ。己のあらん限りの力をその細胞の隅々にまで巡らし命の証を立てていた。
 遥か東に天空を刺すように直立した柱が伸びつつあった。
 ハナがナガミミに聞くところによれば、人族は高層ビルと呼んで誇らしげにしているが、何本も立っている様子が墓石のようで不格好な事この上もなかった。おそらく情熱に昇華された欲望の成せる業と思われるが、達したその時、索漠とした思いを味わう事になるのではなかろうか。多くは経済効率と数式がむきだしで、味気ない直線で構成され、優雅さに欠けており、およそ猫族には無縁の代物であった。
 その日は夜明け前より遠くが霞み、それらの奇妙な建造物も空間に溶け込み、隠れてしまうほどであった。猫谷でも東の八幡の杜から西側の烏山に囲まれる急斜面の底に霧が立ちこめ夢幻を見せていた。うっすらと光りを吸収して乳白色に輝く濡れた気体が樹木間に微動していた。やがて陽が高くなるにつれ、静かに渦状に集合し透明な気体に戻り、明日もまた会おうと淡い約束を交しながら天空に帰って行った。あるいは地上の葉の上に滴と変化し、天空に帰る仲間との再会を期待しつつ茎へそして土くれの中へ消えて行った。


posted 久多@麩羅画堂 : 11:29 AM | comments (0)

今朝の気分

昨晩、父の日が有効であった事。凸
ホラー映画USリングで牧場主を演じた役者の名前が思い出せない事。凹


posted 久多@麩羅画堂 : 10:32 AM | comments (0)

うらやましいのはやまやまだけど

仕事してる?
こちら


posted 久多@麩羅画堂 : 10:31 AM | comments (0)

June 19, 2005

かくれんぼ

WAO東京校で開催されたメイキングセミナーへ出かけた。
文化庁メディア文化祭のショートフィルム上映で予告編を見ていたが当時はそれが3DCGとは思わなかった。
資料の厚さが電話帳2、3冊と伺って驚愕。絵、背景、光、影を連番で書き出した画像一枚に施されたフォトショップのレイヤー数に驚愕。15fpsに驚愕。森田、桟敷氏の若さに驚愕。ビデオコンテに驚愕。手作業の多さに驚愕。アフターエフェクツだけで編集に驚愕。であっという間の90分でした。
「始めたら完成させてください。」耳に痛かった・・・。
やはりきちんとやらなければいけないよね。


posted 久多@麩羅画堂 : 11:35 AM | comments (0)

猫谷物語1-1-2-3

 キク母子が棲家とする生垣の館に飼われている犬族で、名をナガミミと言いトイプードルの雄であった。彼は並みはずれた好奇心の持ち主でもあった。

 ある晴れた日の事であった。ナガミミは庭に出て人族のスリッパを隠そうと盛んに穴掘りをしていたのだが、ふと芝生の先、生垣の下に何かを見つけたようだ。
 ハナであった。キクは出かけており、一人残されていた。決して動いてはならぬと言い含められていたのだが、庭先を動き回る得体の知れぬ者への不安と緊張から、つい身じろぎしてしまい枝音を鳴らしてしまったのだ。
 しばらくして後、鼻を伸ばしてきたから、たまらずハナはそいつの柔らかな部分に爪を立ててしまった。ギャンッと一声上げて館の内へ逃げ帰ったが、好奇心は納まらないとみえてその後も懲りずに来るようになった。猫族に対して特に敵愾心を抱いている様子もない。いつしかハナの警戒心も解け、異族でありながらも心の許せる仲になっていった。
 たえず人族のご機嫌をとっている情けない奴に見えたが、一見お調子者のようでいて案外賢く保身の術に長けていたのかも知れない。知性を顔に出さないタイプといって良かった。
 滅多に外に出してもらえず、いつも二階の窓から下界を眺めていた。
 窓は四方に開いており北へ開けた猫谷を中心に、東に八幡の杜が続き、切通しを経て東山。南に猫丘、下って南谷。西に烏山、猫場へ至る。北は国道、鉄道を挟んで北山。北山の東、東山の北に街が見えた。
 ナガミミには母の記憶が無かった。幼い頃に引き離されペットショップのケージを経て、ものごころがついた時にはここにいたからだ。
 人族の中に生きていたが、人族は彼の言葉を正確に理解していた訳ではなく、声の抑揚や態度から判断して付き合っていたに過ぎない。ナガミミの言語を理解できるのはだから実はハナが最初であった。ハナは他の者に比べて異族間での会話の能力に優れた素質を持っていた。
 人族は長じると人族間でしか言語を理解する事ができなくなる。異族間での会話が成立するのは、お互いが幼い束の間だけでしかない。異族の言語を聞き話す能力は、限られた人族間でより多くの情報を得るために切り捨てざるを得なかった物のひとつと言える。だが果たして人族が取得した言語は絶対であろうか。かえって万物から心を遠ざけさせているように思われるが残念といわざるを得ない。
 ナガミミは多くの知識を持っていた。館内を歩き回れる自由を得ていたため人族の書斎にうず高く積まれた書籍類を勝手に読む事ができたからであった。ナガミミが本を開いてじっと見つめる様子を見た人族は大騒ぎをしたが、犬に文字が解るはずが無いと言う人族の常識であっけなく騒ぎは沈静化した。


posted 久多@麩羅画堂 : 11:33 AM | comments (0)

June 18, 2005

猫谷物語1-1-2-2

 猫丘は平坦ではなくコブをいくつか背負っていた。
 所詮、野良猫である。家族を雨露から守る屋根や壁のある家などありようがないが、賢いキクはかつて祖母がそうしたようにその起伏の一段高みに絶好の棲家を確保していた。

人族の館を囲む生垣の根元にできた空間で、大谷石積みの擁壁の上にあり、道より一メートル程高かった。幸いな事に人族が丹精込めて育てたもので、みっしりと茂り、奥行きに厚みがあり外から中を伺う事はできなかった。枝下に若干の隙間があるため風通しもよく、乾燥した土に柔らかな枯れた草葉が心地良かった。母と子の安息の場としては十分であった。
 キクが何処からか持ち帰るわずかな糧でその日を慎ましく生きるのだが、まずは不足を感じる事もなく満ち足りた平穏な日々を送っていた。
 そんなある日、ハナは好奇心から生垣を頭でかき分けて作った隙間に、顔だけをのぞかせて初めて外の世界を見た。その日は大気もたいそう機嫌が良く、果てしなく広がる青空から眩い陽光を小さなハナにも存分に恵んでくれた。風の精が次々と現われては、幼いが鋭い感覚器官であるひげや触毛をそっと撫でて通りすぎて行く。その快感に思わずグルグル…と喉を鳴らしたが、やはり子供であった。
 大きく見開かれた二つの瞳に映る遥かなものへの畏怖から、四肢を踏ん張り指は鈎爪を立てたまま、そこから先へは一歩も出ようとはしなかった。
 濡れたように良く光る黒い小さな二つの目がこちらを落着きなく覗いていた。


posted 久多@麩羅画堂 : 10:21 AM | comments (0)

June 17, 2005

検閲。

恥ずかしいアメリカ。
こちら


posted 久多@麩羅画堂 : 04:08 PM | comments (0) | trackbacks

猫谷物語1-1-2-1

8877a231.jpg 二 黒陰

 その日は朝から晴れわたっていた。天空では申し分け程度に二、三の純白の雲がたわむれ、日輪は命の源を光線に変えて無償で地上に投げ与えていた。そのいくぶん強すぎる日差しを避けながら、大きな腹をかかえた一匹の若い雌猫が猫丘の上の定められた場所をめざして歩いていた。

胎内に子を宿して六十日ばかりたった頃で、体の毛も艶を失っており肩の筋肉も落ち、目付きもきつすぎるほどに鋭くなっていたが、強い母性に支えられて足取りはしっかりとしていた。やがて身を横たえ息を整え、静かに来るべき時を待っていた。
 月がうっすらとあらわれ次第に印象を濃くして夜になった。初夏とはいえ、陽が沈みきった後では日中とはうってかわり冷気が猫丘を支配していた。静寂に包まれ満天の星が見守る中、一匹の猫が宿命とともに生を受けた。
 子猫は黒い両耳と尾をのぞけば全身が白い短毛種であった。桃色の鼻の持ち主なのだが、生まれつき鼻の横に黒子があり、嫌でもそれが目だつところからハナと呼ばれた。優しく穏やかな丸顔の母とは明らかに異なるので、父親譲りなのだろう。眼は黒に縁どられ、まなじりがきりりと上がり、猫というより虎の目に似ていた。耳は大きくとがり、鼻面がやや長く、娘でありながら男の精悍な印象を受け継いでいた。子猫特有の丸みは備えていたが、けっして可愛いとはいえない風貌であった。
 それでも、母の愛を一身に受ける恵みのせいか、おっとりとした性格を持ち、外見から受けるきつい印象と性格の優しさから出るのびやかさとの不調和がかえって、一種の気高さを醸し出していたものと思われた。まず好かれもしないが嫌われることもないごく普通の猫に見えた。
 母は名をキクといい全身が白い毛でおおわれた器量良しであった。これが後に母子のうえに悲劇をもたらすとは思いもよらぬ事であった。
 ハナが成長して後、いくぶん憂いを含んだ青灰色の瞳と、ふと遥かを見やるしぐさに偉大な猫族六○○○万年前、遠くミアキスを始祖とした末裔の面影が宿る事になるが、今、彼女がそれを自覚していたかどうかはさだかではない。たとえ知っていたとしても今は野良猫の身であれば、それがどれほどの意味を持とうか。ただただ今は母の乳房に甘えるハナであった。
 キクは多くを語らなかったが、父はザキという名でハナが生まれる前に去ってしまい、ハナの記憶にない。同時に生まれた弟たちもいたが間もなく死んでしまったと聞いたのはだいぶ後の事であった。


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June 16, 2005

猫谷物語1-1-1-6

9ce55e77.jpg「そうは言わぬ。力は最も必要である。力無き者に口は無いからだ。だが、力とは武のみでは成り立たぬ。刃は力に似ておるが力では無い。刃はそれを許さず出る事を止めよと書く。忍は力を溜める心を指す。忍こそ誠の力である。第一、お前は自ら立ったが選ばれてはおらぬ。」

 カタギは言いながら、
「しかしだ。この者たちを見よ。」
 と、傍らの死骸を指した。チコは顔を向けたが目を背けた。
「良く見るのじゃ。そのようなお前でも助けようと命を掛けた者達が少なからず居ったと言う事だ。お前に賭けようと考えた者がいる限りお前は生き続けなければならぬ。本来であれば掟破りのその罪から死こそがお前にふさわしいが、この者達に免じて今度だけは、俺はお前を許そうと言う気持ちになったのだ。攻撃するはいともたやすき事、窮地にあって守る事こそ肝要である。悔しくば力を蓄えよ。知を養え。生き続ける事こそ力である。そのうちに己の器量も解る時が訪れるであろう。決して己の力を越えてはならぬ。力は内に秘めよ。」
「良く考える事じゃな。去るが良い!」と、カタギはチコの卑小さを武力を持って諭したものであった。
 手下の死骸は、東山の欅の根元に丁重に葬られた。
 惨めであった。完敗であった。負けた事ではなく味方から多くの信頼を得ていなかった。その一点であった。
 チコは「闘う意味は守るにある」と言う事を学んだのであった。そしてさらに「恐れ」を知った。また、一対一の戦方が古い事を悟った。これが後に烏山天狗のクロウとの決戦に役立とうとは神のみぞ知るであった。そして終生、自身の弱点を見抜いたカタギを憎しみとも敬愛ともつかぬ複雑な気持ちで師と仰ぐようになった。
 チコは、乱闘から逃れ厚い敵の壁からかろうじて脱出し上空から成り行きを見守っていたカリたちに支えられ八幡の杜へ帰って行った。生きて帰れたのは千に満たなかった。戦闘で死んだ仲間の供養をし、残された家族の面倒を見るようになった。後には荒々しさもすっかり影を潜め、長老のカジキを敬い、カリの意見も良く聞くようになり、領空内の経営に一層の身を入れるようになった。もとより空虚(うつけ)でもなかったチコが八幡殿と呼ばれるのに、時間はさして掛からなかった。
 後に義兄弟の契りを交したゴロから聞いた話しによると、当時、何故チコを許したと詰め寄るゴロにカタギは、
「ゴロよ、お前はやがてカタギ一族の長になる。だが、奴は一族を超えて烏達を導く器量の持ち主となるであろう。その力は未だに粗野だが、その大いなる者をここで滅ぼすのは烏の為にならぬ。お前もチコと同様に武を誇る所がある。自らの戒めとして奴を終生見届けよ。だが警戒は怠るな。野望が卑小な野心に置き換わったならば、その時はためらわず速やかに奴を潰せ。」
 と、語ったと言う。


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June 15, 2005

集中ゼミ6/14総括。

be7983af.jpg朝偶然にA氏に合わなければ会場を間違えていたところだった。展示場を目指していたからだ。お礼を申し上げる。


さて
B2:「CRIMSON ROOM」の作り方
高木氏の滑らかな口調はワインから得られるのか。制作の発端から語られる氏のプレゼは最後まで飽きさせない。わくわくさせるのはゲームだけではないと言う事だ。作り手の熱気が直に伝わる。思っていたよりシンプルな構造だ。(もちろん私にはさっぱりなのだが)ゲームは面白くなくてはならないが難解では駄目だ。自分の母親が解けるレベルでと言う氏の発言が面白い。
B3:アイデアから実装まで:仕事の実際
次から次へと繰り出される実験の成果だが、作家にはならないデザイナーとしての自負は見習わなくてはならない。中村勇吾氏の物静かな語りはひとつひとつ説得力を持ってむしろ雄弁である。実は昨日まで年配の方と勘違いしていたのだ。あはは
B4:バスキュールはこうしている、最強 Flash 制作チームの実践的ワークフロー
北澤純氏の語りもやはり正確に物事を伝えようとする力に溢れていた。未完成ながら完成と見なされた演題に多少の戸惑いを感じながらも結論への誘導はさすがであった。私には一般教養としては難解な部分もあったのだが、(いや部分ではなくすべて)単独行動に陥りがちな業界でいかにグループワークに徹するか。その基本が風通しの良い職場環境にあるとのお話は頷ける。
B5:【座学・一般教養】パーソナルからビジネスまでの Flash Video エンコード
電通テックから和田氏が出席されてのエンコードのお話。QTは実績ゼロには若干悲しいものがあったがうまくまとめられたお話であった。もう少し実践的な部分があっても良かったかと思う。全般に結果報告の印象があった。
A6:部活
さんざん昨晩打ったので割愛する。缶ビール4本とサンドイッチとピザ。
帰りは若干写真の感じ・・・


posted 久多@麩羅画堂 : 04:47 PM | comments (0) | trackbacks

猫谷物語1-1-1-5

b3c48994.jpg チコが倒されたと見た烏達は必死で囲みを突き抜け領外へ逃げた。カタギ達もそれを追う事をしなかった。囃し立てもせず、罵声を浴びせる事もなく粛粛として森へ引き上げた。

 その際、チコは自ら深傷を負ったのみならず、自分を逃そうと試みた若者の幾羽かを死なせてしまった。カタギの前に引き出されたチコは、己の欲の犠牲になり木の枝に吊り下げられた、もはや物言わぬ者達を見て悔いた。
 生まれて初めての敗北であった。
「小僧、このまま殺すには惜しい顔をしておるな。」
 チコに止めを刺そうとするゴロを制止してカタギは、
「負ける闘いは今後はせぬ事ぞ。」
「カッ、誰が鼻から負けるつもりで喧嘩を売るかよッ。」
 チコは血で片方が塞がった目をカタギに向け、噛みつく様に答えると、
「小僧、ここに至ってもまだ解らぬとみえる。口だけはまだ達者な様じゃな。良い根性をしておる。だが、力と気力だけでは勝てぬ。現にお前はここで命を失うやも知れぬではないか。生殺の与奪権は我らにある。また、お前の無謀の巻添えで手下をいったい幾羽殺した。」
 これには返す言葉もなかった。
「お前は負けた本当の理由を知らん。」
「負けに訳などあるものか、俺に力が足りなかっただけだ。」
 言葉に力がなかった。
「良いか。確かにお前とお前の手下どもは力がある。あのまま嘴の陣形を保って戦えば結果は異なったやも知れぬ。壁の一つはたった千と三百だったからな。たちまちの内に突き崩されていた事だろう。だがな、お前の手下どもは勝手に陣形を崩した。何故かのう。」
「……?知らぬ。」
「お前には力はあっても手下を心服させる心が欠けていたからだ。数はあってもお前たちは未だに個の寄せ集めに過ぎぬからだ。兵は将を見る。将が勝手であれば兵もまた気ままな行動を取るであろう。将を信頼すれば兵は恐れを知らぬ。女子供とて普段は見せぬ力を出す。お前達が陣形を崩したのは兵に恐れの気持ちがあった為だ。信頼する者が居らねば、皆、自身ばかりを守ろうと考えるのが世の常じゃ。」
「……皆は俺の力だけを見ていたと言うのか?俺を恐れて。力は信頼を生まぬと言うのか?」
 ゴロに押さえ付けられたまま、チコは顔をカタギに向けたが激しく揺れる瞳は心の動揺をあらわに自身に向けられていた。


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June 13, 2005

本当だとすると

困るなあ。幼いうちは何をやっても許されると、まさか信じているのではないだろうなあ。
こちら

posted 久多@麩羅画堂 : 07:57 PM | comments (0) | trackbacks

マクロメディア集中ゼミ6/14


何故この時期に(A+Mなのに)開催するのか不明だが横浜でと言う事なので参加する。
朝9から夜8まで。
これね

どのセッションに申し込んだか忘れちゃった・・・
しかし私はれっきとしたマクロメディア正規ユーザーだ。
アルダスからマクロメディアに移行したフリーハンドユーザーでフラッシュは1999年からだ。
なのに何故人づてにこの話を聞かなければならなかったのか不思議だ。
アップグレードだってなしのつぶてだ。
ふざけてるのでしょうか!顧客管理がお粗末だと思うな。売りっぱなし・・・


posted 久多@麩羅画堂 : 02:08 PM | comments (0) | trackbacks

猫谷物語1-1-1-4

3a350340.jpg 待ったが返る言葉がなかった。カリは諦めると前方を注視し、自らを先駆けとした。さらに、腹心の部下を呼び寄せるとチコを固く守護する様に厳命した。いずれも屈強な若者であった。

 獣と異なり鳥族には天地がある。最終警告でカタギは天に逃げ道を残したが、チコの残忍な血がそれを無視した。するとまもなく後方の壁は三分し、チコ達一群の天と地に展開して堅固な蓋を形成した。握(あく)の陣形で守りから攻撃の態勢になった。
 カタギはチコの手強さを認識していた。味方の損失を出来るだけ防ぐために攻撃を短時間で終息させる戦法を採った。殆ど全ての配下の烏達を動員し迎撃態勢を整えたのだった。
 緩やかな握(あく)から濃度を増し固い賽(さい)の陣形となった。チコたちはたちまちのうちに天地四方を闇に囲まれ逃げ場を失った。しかも間隔を狭めて押し包む様に迫って来る。
「奴ら自ら棺桶を作りやがった。者ども、力で押し切れ!カタギを突け!」
 カタギの本隊を切り裂き、相手を混乱させ乱戦に持ち込もうとしていたチコが叫んだが、血に飢えたならず者たちは各々獲物を求めて列を乱し始めた。
 大気の只ならぬ揺れに、ふと後方に目を向けたカリは恐怖した。
「いかん!チコ、味方を散らすな。まとめろ!」
 円錐の先にいたチコはカリの声で、ようやく陣が乱れ始めた事に気付き、
「伝令!皆を呼び戻せ!錐(すい)の陣形を守れ!」
 手下に集合する様に指示を発したが後の祭であった。
 カタギの組んだ六方の厚い壁から屈強な烏が次々に飛び出して来たが、決して一対一にはならなかった。必ず数をまとめ四の単位で隊列を組んで攻撃して来た。しかも、物の数分も経つと疲れを最小限にする為にあっさり引き下がり後陣に譲った。
 チコたちは苛立ちを覚え始め、同時にひどく疲れて来た。確かにならず者集団であるチコの手下は周辺の烏より体が大きく、獰猛で一羽同士の対決であればいずれも向かうところ敵無しであったが、勝敗は数の上で明らかであった。
 味方が散り散りになり、常にチコの側近くにいてチコの指令を伝える烏も戦いに巻き込まれていった。
 黒い渦の真只中に混乱と無秩序のチコ達の陣があった。いや、もはや陣とは呼べない惨状があった。カタギの冷酷なまでの規律は守られ、チコ達を翻弄した。至る所で嬲られるままであった。
 鮮血が大小の弧を描いた。黒い羽が朱に染まり、飛沫の様にぶわッと散った。目を潰され、嘴を砕かれ、脚を失う者達も出た。
 ならず者達はチコの指令が届かなくなり、味方の姿が確認できなくなると圧倒的な数を誇る相手の前で孤立感から急激に戦意が萎えていった。深傷を負い体を赤黒くぬらぬらと染めて、やがて一羽、また一羽と断末魔の叫びを残し遥か下の森へ消えて行った。
 チコは善戦したが、カタギ自ら手を下すまでもなく、カタギ一族の筆頭、若党ゴロが率いる一隊により押し包まれ戦闘は程なく終わった。


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June 12, 2005

猫谷物語1-1-1-3

370e10f0.jpg カタギの領空に入った。
 欅から数羽の若い烏が警告を発するため、飛び立ち急上昇しチコたちの前方を横切ったが、それらを無視しあるいは甲高い声を上げて遮る烏を蹴散らしカタギの本拠を目指して飛行を続けた。手入れの行き届いた両翼が日輪の放射を反射してキラキラと瑠璃色に輝き、大気を切り下げる音だけがしていた。

「フンッ、カタギの老いぼれめ怖じ気づいたか。」
 チコは顔に当たる風に目を細め、早くもカタギの領空を支配する我が身に思いを走らせた。カタギの抵抗が余りにあっけなかったので、わずかに不審の念を抱いたが、それも記憶に止まらぬ程度のものであった。日輪に向かう己の姿に酔っていたからだ。
 先行するカリが脚を下げ、速度を落としてチコに寄って来た。
「長、おかしい。引き返した方が良い。」
「カリ、貴様、臆病風に吹かれたか。」
「何とでも言え。カタギは老いぼれだが知恵がある。争いを好まぬ奴だが、領空に侵入して五分も経とうと言うに、たった十羽だけで警告を止める筈が無い。この先、何かある。」
 カリはチコと違って慎重であった。歳も上で知恵があったためチコは信頼していたが、
「俺に引き返せだと。馬鹿な、俺たちはいずれも喧嘩で負けた試しが無い。皆もそうであろう。」
 見回すと二千が「おうッ」と応じた。
 カリは仕方無く
「ならば言うまい。だが、喧嘩と戦いは違う。引き際をお忘れ無き様に。」
 と、言って離れた。
「出たッ。」
 逆光の中、前方に墨がじわじわと染み出すかの様に巨大な陰が現われた。その数二千に見えた。事実は三千であったが、厚みを伴い重なっていた為、見誤った。負ける筈が無いと慢心したチコ達の目に曇りがあった。
 二度目の警告であった。しばらくうねる様に上下動を見せていたが、チコたちが構わず直進するのを認めると、黒い塊に見えた物が濃度を低くするのと同時に手の指を広げた形になり左右に展開した。
「カカッ、逃げるのか。」
カリがそう思った途端、新手の千羽が出現し前方に壁を作った。
「まともに戦えるのは三千か、カタギも大した事は無い。」
 ところが、これは翼(よく)の陣形であった。本隊は新手と見えた千羽で、カタギはその中にいた。上から見ると合の文字から口の文字を取り去った形になる。これが三度目の警告であった。
 この時点でチコたちは嘴(くちばし)の陣形を採っていた。円錐形で攻めるに適していた。チコの性格そのもので彼には後ろと言う概念がなかったのだ。遮二無二押し通す、これが全てであった。そのままカタギ目がけて突き進んだ。
 と、その時、恐れおののき沈黙している様に思えた眼下の森からザッと音を立て大群の烏が飛び出し、巨大な壁で後方を固めた。羽撃く音が唸りを上げた。最終警告であった。
「何ッ、八千!女子供も出して来たのか?」
 後方に目を向ける事のないチコの戦法にカリは嫌な予感がしてならなかった。カリは天を見た。次いでチコを振り返りカルラララッと叫んだ。
「長!どうにも気に入らん。今なら間に合う。この戦いは止めるべきだ。天に昇り引き返せ!」


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June 11, 2005

猫谷物語1-1-1-2

6662b5b5.jpg 八幡の杜にある楠が風の動きとは異なる揺れを見せていた。
 烏の群れであった。各自が勝手に身繕いをしているように見えたが、一定の方向に頭を向ける事が多かった。目を向ける先端に、他の者達とは比べ物にならぬほど大きな烏が止まっていた。欲望が夜の明けるのを待っていた。

「俺はよ、ちいっとばかりカタギに挨拶をしに行こうと思う。」
「チコよ、いや長と呼ばねばなるまい。それはまずい、なわばり荒しになるぞ。お前様がいかに強くとも、それは掟に背く事になるぞ。」
 年老いてチコから長(おさ)の位を奪われていたカジキは、チコの挨拶と言うのが只のそれとは違う意味を持っているのを知り、ふるえが止まらぬ羽を広げ忠告したが、
「何、構うものか、相手は老いぼれだ。うまくすればよ……。」
 最後まで言わずに枝を離れた。
 長老のカジキの制止を振り切り、腹心のカリや手下を率いて切通しを越えて東山カタギのなわばりに踏み込んだ。長に成り立てで手下に自らの威勢を示そうとたくらみ、また多少の自惚れもあって他領に己の支配力を誇示しようとの欲にかられてのものだった。
 ところが、カタギ一族は強大であった。領空も広く周辺で最大の勢力を維持していた。豊かな森と街が餌場であるから手下の数も半端ではない。まず八千と言われていたのだった。カタギ自身もその公平な判断力と豊かな知識で声望高く、周辺の烏のみならず鳥族全てから一目置かれた存在であった。慕ってくる若い烏も多かった。当然、跳ね上がりのチコなど物の数でもなかった。
 確かにぶつからねば解らない壁もある。だが大き過ぎて小者には見えない壁の存在がある事にチコは気が付かなかった。

おまけのムービー
これ
1999年物語の骨子を固めた際に作ったムービー。フラクタルペインターにアニメ機能があると言う事で1フレーム1ピクセル移動を手動で延々と作成。
この後すぐに友人からフラッシュというアプリがあると聞かされてショックを受けた。


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June 10, 2005

猫谷物語1-1-1-1

73633935.jpg第一部 幼子編

第一章 天地


  一俯瞰


 ある日の事。惰眠を貪る若い野良猫の前に烏が舞い降りた。


「俺の名はカリと申す。」
 闇が口を開いた。
 明日を夢見る事は自由だ。だが、思い悩むのは愚かだ。
 昨日を懐古するのは勝手だ。だが、過ぎた事を悔やむのはさらに愚かだ。
 今日を誠実に生き切る者には過去も未来もない。あるとすれば時間の経過だけだ。
 死ぬまで生き、その意味を考えない。
 したがって生きる事を苦にせず、必要以上の何物をも残さない。
 俺は同じ季節をすでに百と見た。誰よりも長く生きて来たと言う事を最近知った。俺が知っていた者達が皆いなくなってしまったからだ。
 だが、俺もこの先同じ季節を何度見られるか解らない。それは俺が決める事ではないからな。
「だから俺が知っている、この谷で起きた出来事をお前に話しておきたい。聞いてくれ。」


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猫谷物語プロローグ2

df1bcfc7.jpg 西にその街がある。江戸時代は宿として栄えたが昔日の面影は今はない。旧街道筋は商店街に変わり、本陣跡に栄華がわずかにしのばれた。

 その本陣跡あたりに交差点がある。現在では切り崩されて形こそはっきりしないが、古墳であった小高い丘を中心に分岐し、左が切通しを経て南街道へ、右が本道へと続く。その真ん中辺りに車が一台通るのがやっとの細い道がある。丘の底辺の形をそのままなぞったかのように曲がりくねった道だ。ゆるい勾配を登り進むとしばらくして高速道路の擁壁に突き当たり、その先は車が通れず階段となる。
 初夏の強い日差しをさえぎる物もない中、心臓破りの階段を登りつめる。ざっと百十余段。そこから市街が眼前に広がる。以前は西に遠く富士山、東と南に港界隈を望んだが、現在は家が建てこみ見る事はできない。
 この馬の背のような丘の頂上に道が通り、行政上の境にもなっている。住宅も多いが、俗にマンション部落と呼ばれるほど高層集合住宅が建ち並ぶ。
 この辺りを瀬戸が谷と呼ぶ。瀬戸とはすなわち狭いの意で、蛇行する今井川の流れに沿って、なだらかな丘に急斜面を持つ文字どおり狭い谷がいくつか刻まれ、複雑な地形を描きだしている。三陸海岸を想像されるとわかりやすいかと思われる。
 以前は斜面に樹木が密生し青々とした景観を誇っていたが、中腹に高速道路が出現し、台無しにしてしまった。しかも過ちに気がついたのは良いがそれを被いかくそうと醜い化粧を施した。おかげで恥の上塗を犯してしまった。
 ここに住宅が密集し、やたらと猫の多い谷があった。人族はこの谷を「ねこがやつ」と呼んでいた。人族の無関心が増やすのか、人情が繁殖を助けるのか、それはよく解らない。しかし、猫も人の社会に接して生きている以上、人族の都合によりその運命を変えていかざるを得なかった事は確かであろう。
 北へ開けた猫谷を中心に、東に八幡の杜が続き、切通しを経て東山。南に猫丘、下って南谷。西に烏山、猫場へ至る。北は国道、鉄道を挟んで北山。北山の東、東山の北に街があった。


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猫谷物語プロローグ

生と死、闇と光があるように事物は有無の二つに分けられた。
惑星は命を育む環境を持つ、持たずに分かれた。
命は水の環境に適合する、しないに分かれた。

やがて陸上の巨大な植物群の只中にニアキスが誕生した。
樹上から地上に降りて密林に適合する者とそうでない者に分かれた。
適合する者は猫になり、しない者は犬になった。
猫は大きな者とそうでない者に分かれた。
大きな者は獅子や虎になり小さな猫は山猫になった。
山猫は人に近づいた者とそうでない者に分かれた。
人に近づいた猫はイエネコとなり人にとって都合の良い者に改良されていった。
そうでない者は山猫のままであった。
イエネコは人に飼われた者と捨てられた者に分かれた。
捨てられた猫は野良猫になった。
イエネコは生存をかけた争いを始めた。
一方、山猫はイエネコの脅威や環境の変化に着いて行けず
滅亡してしまったと言われていた。
だが、ここに
いにしえの血筋を営々と受け継ぎ、野生を保つ山猫一族がいた。
人里離れた地に隠棲していたが、
猫同士の争いを知るや降臨し密かに人間界に住んだ。
山猫一族の中でも群を抜いて優れた者は御掟殿と呼ばれていた。
御掟になる者は自らその運命を悟らなければならなかった。
使命はただ一つ、猫族の融和であった。


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間抜けのせいで

正直者は馬鹿を見る。無能は去れ。
これ
でも考えると悲しみや怒りが物語を綴る原動力かも知れないなあ。


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June 09, 2005

こんな奴らが。

居座るなんて。これが改革なのか?しかも社長に?これでは政治から皆が遠ざかるばかりだ。断固処分
こいつ

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ペットのおしっこ。

危ないねえ。
これ
気をつけた方が良いよ。


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June 08, 2005

こんなもんさ。

はりぼて大国。
大いなる歴史を持ち美的に尊敬される文明をかつて保有した国が、大国を気取る。
権力に固執する統制国家とはかくも惨めな存在なのか。がっかりだ。
これ

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June 06, 2005

買い物は苦痛である。

09b89af0.jpgこだわりなどと言うものは皆無で、家人が買ってくれるものはまるで無頓着に身につけるのに、いざ自分でとなると苦労する。
家人曰く「リサーチが足りないから、いざと言うとき苦労する」


昨日は靴を買った。
リーガル一本で通して来たが最近はロックポート。
雨天用に痛んでも惜しくないのを買っておけばと家人のお達しで出かけた。
で、小一時間靴屋の店内をうろうろするうちに当初の目的を忘れて気に入った靴を買ってしまった。
一応撥水性だし・・・ちょっとアレだけど気に入ったし・・・でも雨の日には惜しい・・・ああ男の買い物(自分だけかも知れないが)

次にキャップを二つ購入。これで7つになるのだがお気に入りはAppleの黒キャップとサンディエゴのお土産。手入れをしているのだがかなり痛んで来た。と言う事は後の3つはしまいこんだまま。

ベリーストロベリーでイチゴタルトと紅茶でおやつして帰る。

写真はお気に入りのバッグ。普段携行する道具(撮影したカメラも)がすっきり収まるユニクロ1,000円。しかしだいぶ痛んで来たので壊れる前に買わなくてはならないのだが、これがまた苦痛。いくら探しても同じ仕様やサイズがない。価格も妥協して二つほど買ったのだが馴染めず(道具の収まりや使用頻度に応じての開口部の位置が違う)しまい込んだまま。こだわっていないのにこだわらなければいけないのは何故なのか?つまり本当に使いやすいバッグの仕様をマーケしていないのじゃないか?え?オリジナルを作れ?それももっともだわね。


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June 04, 2005

STAND BAR NO-Chair

全体に懐勘定の縮小が大きな理由かも知れないがリーズナブル&ライトで女性客一人でも臆せず入店できる明るさで再発見らしい。

スタンドバーノーチェア(何やら格好は良いが立ち飲み椅子なしのまんまだわね)に入った。
いやあにぎわっておりました。カウンターと思いきや樽や円卓で何やー昔と変わらん。
変わったのは100円硬貨投入でコップ酒スタイルがなくなった事と女性客が多く華やかになった事だ。女性客が多くなれば必然的に男性客も来るというわけで店主の喜びもひとしおであろう。


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June 03, 2005

漫画を使うCM。

あまりCMは見ない(見る番組がCMのない局だから)方なのだが、
一昨日だったか偶然目にしたCMは「明日のジョー」のジョーがパンチを繰り出すカットを背景にしたドリンク。

どこの何のドリンクかは知らないが頑張って働いている男性が、より頑張る為のものだった記憶がある。
頑張って頑張って飲み続けて頑張ってやがて真っ白に燃え尽きるのかねえ?
可哀想すぎだよ、そりゃ。
再考しなさい。


posted 久多@麩羅画堂 : 11:39 AM | comments (0) | trackbacks

June 02, 2005

記憶が危ない。

e0b4d93c.jpg先日、某所で記憶だけで
恋を得て蛍は草にひそみけり 詠人、五月女。
と書いたのだが

恋を得て蛍は草に沈みけりでした。
しかも詠人まで間違えてしまった。
鈴木真砂女でした。ポスターは新潟弥彦、岩室温泉の蛍ツアー。

で、昨晩懐かしのヒーローを突然描こうとしてさっぱり思い出せん。
月光仮面、ナショナルキッド、七色仮面、幻探偵、少年ジェット、ハリマオ、狼少年ケン、鉄人28号、マリンコング・・・
記憶が危ない・・・


posted 久多@麩羅画堂 : 03:31 PM | comments (0) | trackbacks

June 01, 2005

ちょっと複雑な心境だが。

暴力司会者のつまらんトークやつまらん芸人の出演料、テレビ局の法外な給料が妥当な数字になるんじゃないか。で、少ない数字できちんとした番組を作れば良い。もっとも私はニュースと映画とドキュメンタリーしか見ないけど。吉本はそれを見込んでインテルとかねえ。
これ

posted 久多@麩羅画堂 : 06:04 PM | comments (0) | trackbacks

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