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August 30, 2005

ねつ造三昧。

だったら怖いな。朝日新聞。
功名心


posted 久多@麩羅画堂 : 01:03 PM | comments (0)

August 29, 2005

山岡康子油彩画展

日時 9月5日(月)〜10日(土)
   正午〜午後6時30分
   最終日 午後5時まで
会場 柏木画廊
   東京都中央区銀座7-3-6 洋菓子ウエスト2階
電話 03-3571-3033
URL こちら


posted 久多@麩羅画堂 : 08:26 PM | comments (0)

切り抜き三昧。

katsuko's Pag Dool気合いを入れて切り抜き
中。


posted 久多@麩羅画堂 : 08:14 PM | comments (0)

あかん。

休み慣れない(こんな日本語はない)人間がたま〜に休むと充電じゃなくて放電してしまうようだ。
本日打合一件で疲れてしまった。

女 抱いて。
男 愛もないのに抱いたら獣になっちまう。
女 良いじゃないの、あんたは哺乳類なんだから。
男 違〜う。

ジョロウグモ。雄でもやっぱりジョロウグモ。

写真はナガコガネグモです。おそらく・・・
あかん事務所にいても時間の無駄遣いだ。明日再起を図ろうと書いたのは8月19日だった・・・


posted 久多@麩羅画堂 : 04:09 PM | comments (0)

今朝一番のお約束仕事。

昨日のうちになんとかめどを付けた。
写真は親族からの依頼の2006パグカレンダー画像。


posted 久多@麩羅画堂 : 04:04 PM | comments (0)

久しぶりの

と言うのも仕事漬けの日々でして、
仕事の事を書いても仕方がないからでございます。
自宅に戻ればぐったりでソファーに寝転がるといった惰性のあたし。
最近疲労が目だつようになって来たのも早や夏バテかも知れません。

そもそも夏バテの原因は無理無体なお客様のわがままも含まれますが、先週NHKの「アウシュビッツ」を連夜、F1イスタンブールのせいかも知れません。
また土曜日は折角楽しい時間を過ごしたのに、日曜日の夕方のデータ不備による徒労の3時間がかなり効いているかも知れません。
昨日は集中豪雨の中、バッグの紐が切れ、携帯の電池も切れ、お気に入りの靴がぐしゃぐしゃになり情けない気持ちになったせいかも知れません。
さてさて愚痴はこの辺りで、異聞は表現を変える事としました。あたしはやはりアニメーターではなく絵を描き動かすイラストメーションがやはり自分に一番あっていると思うからです。
あこがれはあっても人と同じ表現をしても無理だとやっと悟ったからです。


posted 久多@麩羅画堂 : 04:01 PM | comments (0)

コーヒーぶちまけ。

メール添付の画像を見て吹き出してしまった。
左からCD、G5、外付けHDD、電源コンセント、複数のメモ用紙、シネマディスプレー、ペンタブレット、キーボード、机諸々に思いっきり・・・凹。
何とか拭き取ってやれやれと思ったのも束の間・・・
ブラウザを立ち上げようと、ふとディスプレーのドックを見ると。
押すと広がる・・・凹。

隙間にティッシュを差し込み吸い上げようとしたが駄目だ・・・
熱のせいか何だか内部に細かい水滴が。
仕事は進行しなくちゃあかんし・・・凹。

熱で乾燥したらしく細い筋のみになりました。ドライコーヒーかも。
時間ができたらカバーを外してみよう。外せるのかなあ?

あうー。
画面に付着したコーヒーはすぐティッシュで拭き取ったのですがムラが消えない。
水を軽く含ませた布でも拭いた後が筋で残る〜・・・凹。

ティッシュって結構粗いので液晶画面には不適らしいです・・・凹。


posted 久多@麩羅画堂 : 03:59 PM | comments (0)

饒舌と説得は必ずしも同じではない。

楽観でも的と視は違う。
変化から逃げ目をそらしあたかも自分に危機が迫る事はないと高をくくるのを的と言い、力量を心得て最大の努力をし手を打った上で天命を待つを視と言う。
簡にして潔こそ心中の逃げ場を封じる最良の手段やも知れぬ。
異聞をとにかく何度も見直した。
現在これは自分ではないと感じ始めて中断させたが、では自分とは何かを問いかけようやく形が見えて来た。
描こうと思った時点に立ち戻る事でぶれる自分から解放される。


posted 久多@麩羅画堂 : 03:58 PM | comments (0)

夏休み日記。

すっかり書き忘れていた。
13日:夏休みの中日と言う事で久しぶりの街だ。今晩はピザとワインで暑気払い。明日から再び消えます(^-^)
17日:上野国立博物館。縄文と弥生。新館地下2階のフロアに描かれた地球の地形俯瞰図は知人の増田さんが描いたものなのだが今回やっと見る事が出来た。
もちろん地下3階の太陽系シミュレーションもね、やっと^o-


posted 久多@麩羅画堂 : 03:54 PM | comments (0)

ヒットラー最後の12日間。

目を見開いていなかった。と彼女は言う。
彼は言う。
私は気の毒とは思わない。それは自業自得と言うものだ。私を選んだのは国民なのだから。
アドルフ。
過ぎてしまえば一人を狂気と片付けて何食わぬ顔で善人になる事は楽だがそれも生きていればこそだね。


posted 久多@麩羅画堂 : 03:52 PM | comments (0)

問題は

これらを指導する立場の人々が「オレを目指して駈けて来い!」と言えるかどうかなのだよ。
もちろん私はニートなど甘ったれた人種は好きになれないが。
ニート対策


posted 久多@麩羅画堂 : 03:49 PM | comments (0)

高知県知事の発言が真っ当だと思う。

長野県知事の兼務
小選挙区制度は良いのだが、
国政を預かる国会議員が地方におもねる状況は決して宜しくないと常々思っている。
民衆の声を反映させるのは参議院。
衆議院は純粋に国家を、その将来と道筋を考えれば良い。
したがって全国区でなければ意味がないと思うし、
頑張ります応援してくださいは無効だと思う。
イメージではなく政策討論に時間を割くべきだ。

と思っていたが参議院と衆議院のあり方がまったく反対だった。すみません。


posted 久多@麩羅画堂 : 03:46 PM | comments (0)

勘弁して欲しい。

徴収不能


posted 久多@麩羅画堂 : 03:45 PM | comments (0)

だからそんなもの売るなよ。

開き直り


posted 久多@麩羅画堂 : 03:44 PM | comments (0)

August 10, 2005

猫谷物語1-2-6-9

「ツララ!済まぬ。俺は逃げる、逃げるがきっと迎えに来る。それまで辛抱してくれ!」
 被せるようにツララの頭上から勝ち誇ったシミの嘲笑が聞こえた。
「フンッ、デジとまるで同じだ。所詮は野良猫、臆病者だわ。ツララ、お前も馬鹿な奴さ。良い気味だ。これからは心を入れ替え、せいぜいブチ殿に可愛がってもらうんだね。」

「もはや逃げぬ、逃げる理由も見当たらぬ。手を放しておくれ。マロさえ逃げてくれれば私は私で生きて行ける。それよりも、そなたの身が案じられる。決して美しさを損なうとは思えぬのに心の傷は顔の傷ほど癒えぬと見える。憎しみほど醜い物はないと言うに一生そのような物を背負い込んで生きて行くのか、可哀想なシミ。」
「何だってえ!生意気を言うんじゃないよ!顔を傷つけられたあたいの気持ちなんか、ちやほやされて生きて来たお前に解って堪るか!」
 お前にも同じ目に合わせてやる!と叫ぶや爪をツララの顔に振り降ろした。
 だが振り降ろしたシミの手はその体とともに遠くへ飛んだ。太い腕が寸での所でシミを払い除けツララを守ったのだった。
「止めい!シミ。ツララに傷つけるなどもっての他、分をわきまえよ。」
 息を切らせたままのブチがそこにいた。


posted 久多@麩羅画堂 : 10:30 AM | comments (0)

August 09, 2005

民に問う。

でも議員って民に選ばれたんじゃなかったっけ。

気がついた事。

背中を丸めて棄権した元プロレスラー。
議員って是非の判断を冷徹に行わなければいけないよね。
棄権はないだろう。賛成でなければ何もするなと言われたのだろうか。
まあ二極化対立の構図の中で全面的賛成と全面的反対に分けられるほど簡単な郵政法案でもないが。

亀井氏は甘い。展望なき新党結成とは読みが浅い。
あくまで自民党として闘いたいと言った野田氏は良い。
一番疲れたのは竹中氏だ。廃案だもの。

自民党をぶっこわすが口癖の首相だ。落ち着くところに落ち着いたという事だね。


posted 久多@麩羅画堂 : 10:36 AM | comments (0)

猫谷物語1-2-6-8

「こいつら、本気か!」
 思いがけない二匹の反撃であった。絶対の自信を持っていたから、相手が降伏するものとばかり思っていたのだ。ブチの体がわずかに揺らぎ、その傍らを二匹がすり抜けたかのように見えた。その瞬間、ツララの体がマロから離れ宙に飛んだ。
「そうはいくか、この裏切り者!」
 植え込みから密かに事の成り行きを見ていたシミが、飛び出しざまツララの足を払った。一瞬の事であった。
「ツララ!」

 マロは振り返り立ち止まった。ツララの眼を見た。眼は逃げろと言っていた。
 シミに押さえつけられたツララが叫んだ。
「マロ!逃げて!逃げ抜いてください。逃げる事は今のあなたにとって恥ではない。恥じるとすれば自身の短慮です。今は堪えて、今は振り返らないで!」
「小僧!よくも俺様に恥をかかせたな。殺してやる!」
 ブチは態勢を立て直し猛然と駆け出した。だが肥満が災いして出足にキレがなかった。ツララはシミの手を振りほどきブチに必死の体当りをした。体が大きいブチにとってさほどの影響はなかったがそれでもマロに逃げ切る時間の猶予が生まれた。マロは走った。再びシミに捕えられたツララにはマロを追うブチの後姿しか見えなかったが、はるか前の方から声だけが聞こえて来た。


posted 久多@麩羅画堂 : 10:35 AM | comments (0)

August 08, 2005

秋暑し 癒えなんとして 胃の病

忘れないうちに。
残暑お見舞い申し上げるざんしょ。


posted 久多@麩羅画堂 : 11:44 AM | comments (0)

猫谷物語1-2-6-7

 不意をつかれてマロは狼狽した。以前にもブチに手ひどくやられていた。逃げるか、降伏するか、闘うか。しかし、このまま逃げればツララがブチに厳しい仕置きを受ける事も考えられた。降伏は嫌だった、服従だけが待っている。力はなかったが自尊心だけは人一倍持っていたマロは、最後の道を選ぶしかなかった。闘って負けたとしてもブチは敬意を払いツララには辛くあたるまいと考えた。マロの全身に震えが起こり顔に黒くアザが浮かび上がった。マロは小さい頃から興奮すると歌舞伎の土蜘蛛のように目の下に黒い隈が現れるのだった。

 ブチは絶対の自信を持っていた。マロの性格も読んでいた。薄笑いを浮かべながらマロがツララの手前、逃げる事ができないのを承知で憎々しげに、
「小僧、逃げたければ逃げても良いぞ。そら……。」
 と、わざと体を側へよけ逃げ道を作った。だが決して爪が掛からぬほどの隙間ではない。マロにもそれは解っていた。闘争など毛ほども知らぬと見えるツララにもマロの絶体絶命は理解できた。ツララはマロに言った。
「共に逃げましょう。闘ってもあなたの今の力では潰されてしまう。」
 マロは驚いてツララを見た。自分の知っているツララと違う、いつからこのようにたくましくなったのであろうか。一体この娘は何者なのだ。この落ち着き払った態度は並みの家持ちではない。だが混乱している余裕はなかった。ブチをにらみながら、
「しかし、お前。ここを出てどう暮らすと言うのだ。深窓のお前には野良は無理だ。お前に辛い生活はさせたくない。お前はここに残れ。仕置きは受けるだろうが殺しはすまい。俺は闘って死ぬ。」
「死ぬ?今のあなたのままで死んで一体あなたに何が残るというのです。残された私は何もなかったあなたの気持ちを抱えたまま放り出されてそれでどうするのです。」
 マロはハッとした。確かにそうだ、死んでどうなる。俺が生きた証はまだ何もないではないか、逃げよう。腹は決まった。
「ツララ、済まなかった。共に逃げよう。二匹でぶつかるように立ち向かえば勝機もあるだろう。」
 言い終えるや否や共に駆け出した。ブチのつくったわずかな隙間をめがけて突進した。ブチはうろたえた。


posted 久多@麩羅画堂 : 11:42 AM | comments (0)

皮膚科クリニック。

歳をとるといろいろな物が体に溜まったりできたりするものだ。
短パン通勤になって気がついたのが膝のシミ。
シミのような壊れたほくろのような直径3〜4ミリの不定形で暗褐色のうえ少し盛り上がっている。
まさか癌じゃなかろうかと不安になった。
友人はそんなもの年を取ればいくらでも出来るんだよと言うがやはり年相応に白黒つけなくてはならない。
知人も悪性に変わる前に切除したと言うし。
で一昨日に皮膚科を探す。
何しろメンチョウが出来て診察を受けて以来数十年もご無沙汰だ。
住所も変わって昔の医院は遠い。
自宅周辺か事務所周辺か迷った末に関内にある医院を訪れた。
ビルに看板がない!エレベーターホールの表札に手書きみたいのが貼ってある。
婦人科泌尿器科と併設だ。倍胡座なんて字も見える。
何だかアレなので帰って来てしまった。


posted 久多@麩羅画堂 : 11:40 AM | comments (0)

シャラポアマウスの触り心地。

友人のプロフェッサーSがポッチを見て命名したシャラポアマウス。
まあ普通かそれ以下。個人的には、ぜひ買えとは決して言わないだろう。Fキーでええやん。

ポッチ>普段5ないし6のアプリを立ち上げているのでアプリ切り替えにした。>F9で十分
360度スクロール>DTPでは広い画面の上下左右のスクロールを頻繁に行うのでスクロールバーに頼らなくて良いのでまあまあかな。>spaceで十分
右(副)ボタン>あたしのホールドの問題で右ボタン(相当)が反応してうるさい。写真のように親指と薬指でホールドし人差し指と中指でクリックしていたので使いにくく無効とした。意味ないなあ。>controlで十分
音はクリック音とスクロール音だと思うが仕事で使うにはいらんな。でも出てしまう。
脂性のあたしはAppleマークに汚れが付着しやすいのが気になる。
2ボタンマウスを既にお持ちなら今更5000なにがしはどうかなあ?実は未だに初代角型に未練がある。


posted 久多@麩羅画堂 : 11:39 AM | comments (0)

August 03, 2005

猫谷物語1-2-6-6

 問いかけるマロにツララは驚いた風であった。
「マロは烏の話が分かるんですか?」
「当り前だ、小さい頃からずっと奴らの話は聞いていたがそれがどうした。それよりもさっきの話は何だ。」
「いえ、何でもありません。通りかかった烏が私をからかったのでしょう。私には何が何だか解りませんもの。」
「だろうな。お前はちょっとお馬鹿さんだもんな。」

頭の上で手をくるくる回し烏の飛び立った空を見上げていたがそれきりマロは烏の事を忘れた。
 住む社会が違い、猫格も違う二匹であったが、自然の妙か雄と雌であったからお互い憎からずと思うようになっていった。時の熟成というようなものであったと思われた。
 だが、この二匹の関係は家持ちの長ブチの知るところとなった。ツララの館へ足繁く通うマロを、野良猫を激しく恨むシミが見つけたのであった。デジから受けた顔の傷は眉間にかすかに残っているだけになっていたのだが、シミの心に受けた傷は癒されてなかった。自分の美しさに自惚れていただけに、それが損なわれて心の拠り所を見失ってしまっていたのだ。同じ家持ちのツララさえ野良猫と親しくしている。ただそれだけの理由で裏切り者の面汚しと憎んだ。
 マロの後を付けてツララと会っている現場を見届けると、ブチの元へ駆けこんで訴えた。それを聞くや、家持ちの長ブチは毛を逆立てて怒った。
「俺が縄張りの内で野良猫が家持ちに手を出すなどもっての他!勝手な振る舞い、断じて許さぬ。」
 早速、大きな体を揺すらせてツララの館へ急行した。


posted 久多@麩羅画堂 : 12:59 PM | comments (0)

August 02, 2005

昨日は独立記念日。

創立21周年。
プロシード有限会社法人設立17周年。
旧久多ネット5周年。
いろいろあったわなあ。
しみじみしている暇はないけど。


posted 久多@麩羅画堂 : 11:02 AM | comments (0)

猫谷物語1-2-6-5

 デジがいなくなってマロは張り合いを失っていた。悪さをしても競う相手がないからだ。野良猫は確かに他にも大勢いる。だが、皆が自分より年が上か下かで同年代でなかったためと何というか馬が合うというかしっくり来る者がいなかったためだ。
「面白くねえ。つまらねえ。」
 と、毎日のように家持ちと喧嘩をしていた。もっとも大概が負けていた。それがますます世の中を面白くないものにしていた。

「長のクロみたいに強くなりてえ。」
 だが、持って生まれた体格がある。気持ちでは強くなりたいと思っても体がついてこなかったのだ。
 本人は決して不平のはけ口として意識していた訳でなかったが、白い猫を馬鹿にする事で気分が良くなったから館へ足を向ける事が自然と多くなっていた。やがて白い猫がツララという名を持っている事を知るようになった。たまに会ったところでマロは黙って飯を食い、それをツララがやはり黙って見守るだけであった。その繰り返しであった。傍から見れば姉と弟に思えたかも知れない。
 崖下のウリのように野良から家に入る例もあったが、家持ちの多くは子供のうちから買われてきた。ツララもその一匹であった。全身が白い長毛種でそこからツララの名がついた。瞳が青く高貴な血筋の猫であった。人族は一目で気に入り猫谷の東にある館の内で、箱入り娘のように大事に育てられ美しく成長していたのだ。
 ある日、マロがいつものように出かけるとツララは出窓で寝ていた。声を掛けようとした瞬間、餌を狙っていたのだろうか出窓に大きな烏が舞い降りた。
 ツララの身を案じ飛びかかろうと身構えたが、当のツララは一向に平気な様子だった。物陰に隠れて様子を窺っていると烏の声が聞こえて来た。
「俺の名はカリと申す。ツヅミ殿の遣いで参った。ツララ殿、お前様は十分に大きくなった。そろそろ役目を果たせと仰せだ。スベリの名誉にかけてな…。誰だ!」
 役目と聞いて身を乗り出したマロの立てた音に気が付いた烏はそこで飛び立って行ってしまった。
「ツララ。役目とは、スベリの名誉とは一体何の話だ。」


posted 久多@麩羅画堂 : 11:00 AM | comments (0)

猫谷物語1-2-6-4

 いなくなる理由はマロも知っていた。だからと言って黙って行く法はないだろう。道みち考えながら歩いていた。考えながら歩いていたが野良猫の性だ。うまそうな匂いにつられていつの間にか人族の屋敷内にいた。
 澄んだ青い目を持つ白い猫がこちらを見ているのに気がついた。テラスに面した壁に腰高の出窓が開いていてその上から見下ろしていたのだ。

 白い猫の前に餌の入った皿が置いてあった。周囲を見回し人族の気配がない事を確認すると勢いをつけ壁に爪を立て跳ね上がった。こんな事は彼にとって造作もない事だった。
 白い猫は驚く様子もおびえる様子もない。少しばかり身を引いたのでマロはずうずうしく皿に顔を突っ込んだ。
 マロがあらかた食い散らかした後でやっと白い猫は尋ねた。
「……あなたは、誰?」
「俺か?俺様の名はマロって言うんだ。覚えておけや。…じゃあな、あばよ。」
 勝手に上がり込んだ上に餌を喰っておいて何たる言い草。だが大事に育てられ世間を知らぬ深窓にとって世間で野良と家持ちが闘争を繰り広げていた事など知る由もなく、また野良が家持ちを格下に見ていた事など理解の外だった。また、盗むとか取り上げるなどという事も知らなかった。
 住む社会がまったく違っていたのだから、常識も異なっていたのは仕方がなかった。白い猫はだからマロに餌を取られてしまった事も、勝手に家に上がり込んだ事もごく当然のように受け止めていた。あまりにマロが自然な振る舞いであった事も、そう思える要因であった。はたしてマロも帰り道、
「あいつは馬鹿か?」
 と、思ったほどであった。


posted 久多@麩羅画堂 : 10:59 AM | comments (0)

亡国のイージス

女はいらんな。そんな映画が亡国のイージス。
足りないのは緊張の他に火薬の量だと思う。
原作を読めば分かるのだ冒頭に人物を配するのなら弾薬庫爆発で始めて欲しかった。
俳優は頑張っていたんですが、女性との関わりも丁寧に描かれていたあの原作を2時間で表現するのは大変なのは分かるんですが、いっそ切り捨てて専守防衛をもっとその意味を打ち出して欲しかった。まあ映画は娯楽だから仕方がないんだけど。
「そうだな、みんな、お父さんが悪いんだよね。」これには宇宙戦争と同じように涙が出てしまった。


posted 久多@麩羅画堂 : 10:54 AM | comments (0)

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