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August 30, 2008

その記憶の向こう

ひぐらしの鳴く庭で 池田龍雄
今朝の朝刊に掲載されていた文章から。池田さんは予科練の特攻要員でした。敗戦の数日前中止命令で紙一重で生き延びたのです。訓練を終えた飛行練習生から特攻要員を選ぶ段の話です。整列し「志願する者、一歩前へ」の声で皆一斉に前へ出ます。人に後れをとるのは恥ずかしい。卑怯者になる。そういった教育を受けて来たのです。全員が前に出た所で候補者の名前が読み上げられます。あらかじめ決まっているのに若者の競争心を利用して彼ら自身が志願した形にする訳です。「特攻は確実な死を意味します。しかしそれは組織が命じたものではなく自分で志願した事にする。実に卑怯な狡いやり方です。そうやって若い命を使い捨てにした。これは今も変わらないこの社会の体質ですね」
 20080830読売新聞編集委員芥川喜好
こう書くと必ず「では国の為に死んで行った若者は無駄死にか」と。「尊い犠牲の上で今の平和があるのではないか」と。演劇ではさらにひどい事に「次の時代の為に死んで行く。後をしっかり頼んだぞ」と言わせる。
でも大抵それは生きている人でかつ社会の中で上の立場の人達だ。もしくは息子さんを散らしてしまった父親のせめてもの自責の念から生まれた言葉だ。母親の立場で正直に言えば殺されたと感じていると思う。建前を言わなければ文字通り立っていられない社会。そちらに問題があるんじゃないか。僕はそう思う。我が子に左も右もない。あるのは幸せになって欲しい。ただそれだけだろう。政治は伊藤さんを利用するな。

昨晩役員会に出た。5時50分に事務所を出て会場に向かう際にふと見上げた空に積乱雲が発生。僅か10分足らずで形が崩れて行った。それはあたかも忌まわしい原爆のキノコ雲にも似て恐ろしかった。下記は大きな画像ですがコンデジですからちょっと迫力が足りませんなあ。出始めてから崩れるまで。おかげでちょうど10分遅刻してしまった。その後は夜11時過ぎに店を出て雨に濡れた道を見て驚いた^^;雷あったんだ・・・


posted 久多@麩羅画堂 : August 30, 2008 03:29 PM

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