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September 18, 2008

まほろば080914_2

歴史の道として右は白毫寺、左は春日大社と案内が出ていた。しかし迷わず来た道を戻る事にした。なにしろ歩きである。行ったは良いが帰りの事を考えるといかにまほろばとは言え体力に限界もある。バス停、破石(わりいし)まで戻る。ここで歩いた実感として地図上よりも案外この地域が狭い事が分かりこのまま東大寺まで歩く事とした。後で気が付き残念に思ったのは近くに頭塔があり寄らなかった事だ。まあ、また来る事もあるだろう。

右に高畑駐車場を見ながら歩道の整備が完全ではない道を北上する。やがて左に池が見えて来た1212。近づくと手前は干潟のように底が露出しており鷺が数羽いて餌をついばんでいた。ここが鷺池である。ほとりに茶店があり自動販売機と鹿煎餅を売っているだけの素朴さであるが奥の暗がりに老婆が座っている。浮見堂がすぐ見えるが、興ざめな事が二つ。××番のボート、時間でーす戻ってくださーいと大きな声が響いた事、浮見堂見学の学生がサークルを盛り上げようと鹿真似だか昼飯の案内を声高にしている事。あほか。しかし同様の事を自身が修学旅行で行っていただろう事は想像に難くない^^。坂道を上ると円窓亭がある。春日大社のお経の倉庫を移築したらしいが柵に囲まれ中に入る事はできない。当然窓は覆われていたのだろうね。ここで風に吹かれながらぐるりと頭を巡らした瞬間超気持ち良さにYから春日大社の表参道を見よとのお告げを忘れてしまった。平の茶屋、鶴の茶屋を経由して鹿どもを見、餌を上げつつ歓声を上げながら逃げまどう子供たちを眺めながらバス通りに戻った。春日大社の鹿苑の芝を右に見て、表参道のバス停辺りでまだ若く青いドングリが落ちて来た音でカメラを向けたのが運の尽き。しばらくして頭を上げた時は遠くに南大門が見えていたのだ。躊躇う事なく道を横断してしまった。森奈良漬け店で「奈良名物大和三尺きゆうり」を土産に買う。先に買うといくらか気が楽だからね。

南大門にて金剛力士像を仰ぐ。組木とはいえその巨大さ(高さ約8.4メートル)に息を呑む。改めて運慶、快慶の偉大さを再認識する。金堂寄りに石造りの獅子がありその様式に心奪われる。中門の右手に入口があり拝観料を払い入堂する。華厳宗の大本山にふさわしくすべてが圧倒するスケールである。金堂の手前に金銅八角燈籠があり楽器を奏する菩薩の浮き彫りが施されこれは嬉しかった。今秋から手掛けなければならない作品の参考になった。金堂は二度の消失で再建されたものだが復元図によれば現在は七割程の規模のようだ。本尊盧舎那仏(大仏)も記憶より実際は遥かに凄かったという印象だ。左右の如意輪観音・虚空蔵菩薩も荘厳で美術として鑑賞できる。実のところ僕自身は不信心もあり祈りの対象とは捉えにくいのだが、これを仰ぎ見る時、「実際の労働状況や財政事情等の問題点を度外視した途方もない、一大プロジェクト(Wikipedia)」であったとしても良くぞ残してくれたという感慨がある。もっとも僕の関心は天部たちである。憤怒の表情の多聞天、広目天、そして踏みつけられた鬼たちの哀れな表情まで手に取るように鑑賞できたのは外が晴天で明るかったからだと思う。幸運に感謝したい。柱の大きさは横に置いたお茶500ccのペットボトルを参照の事^^1345出口に向かう。
東大寺公式ホームページ
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posted 久多@麩羅画堂 : September 18, 2008 02:16 PM

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