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September 19, 2008

まほろば080914_3

さて、東大寺大仏殿の朱塗りの回廊は巡りたいものだが立ち入り禁止である。いにしえの僧が歩いたであろうに残念な事である。土産物屋が所狭しと並ぶが、これだ!と思うものがない。世界文化遺産なのに勿体ない事である。そう言えば新薬師寺で十二神将のレプリカが4,000円くらいで販売していた。首を傾げる造りだったので止めたがもう少し価格設定が高めでも細部まで作り込んだものが欲しい客層もいる事を分かって欲しいものだ。本物ではないけどね。

Kさんから是非と教えて頂いた戒壇堂に向かう。芝生の中を細い砂利道がうねるように走る。途中蓮の花の一片のような形の墓石が寄り添うように建っていた。尼さんのお墓なのだろうか。片手であったが合掌する。待てよ片手では合掌とは言わないか^^;。この付近は芝が張り巡らしてあるがどうも造成工事は新しいように思われる。芝が根付いていないようだ。関東ローム層のような黒くて粘土質ではなく触るとさらさらと簡単に崩れてしまう赤い土だ。雨が降ると流れ出してしまうのだろうか。禿げ山のような丘の斜面である。これはちょっと考え直して頂かないと現状恥ずかしくないかな?

階段を上り地図上では戒壇堂の前に到着したが四天王を見る為には戒壇院へ向かわなければならない。ところが曲がりくねった壁に沿って歩いて行くと裏口に出てしまった。GoogleMapをプリントアウトしたのだが名前と寺の形はあるのだが不思議である。元来た道をとぼとぼ戻る。戒壇堂に受付があったので聞いてみるとここだと言う。戒壇院戒壇堂・・・紛らわしいのう。帽子を取り一礼して門をくぐる。左右に砂利が美しく敷かれ平行線を描く。詳しくは各所で記載されているので多くを語らないが、出自がどこであろうとここにおわす。とにかく素晴らしい造形だ。眉をひそめて真一文字に結ばれた口。憤怒の増長天。僕より身長で2センチ低いのに何よりスマートなのである。踏まれた鬼たちの表情も良い。嗚呼!これもお導きであったろうか来て良かった教えて頂いて良かった。新薬師寺に比べて堂内が明るかったのも細部の鑑賞を助けたように思う。鑑賞者は一人旅の女性が多い。それもとびきりの美女だ。まあそれはどうでも良い事だが独身男性は奈良へ行けと書いておこう。外に出て門を見上げると鬼瓦の他に獅子が四隅に遊んでいるように配置されている。阿吽であるがひょうきんな表情で思わずカメラを向ける。門外だから構わぬであろう。ふと横に人の気配を感じ、見るとさきほど堂を出てとっくに帰ったと思われたうら若い女性がやはり獅子をカメラに収めているではないか。同じ感性で少し嬉しく思った。1421退出。後で振り返って残念なのは正倉院に行かなかった事。迷って戒壇院の裏口に出てしまった事は書いたがその少し先にあったのだ。ちょうど地図のプリントの切れた場所であった。

1429空腹を覚えた。実は夕方1700采女祭の行われる猿沢池辺りでYと時間が合えば同行する事になっている。このまま奈良駅に向かうか迷った末、二月堂をめざす事にした。東大寺勧学院を左に、右に水面まで2メートルはあるが柵もない小川を見ながらのんびりと歩く。目抜きではないから観光客も少なく静かである。芝生には黒松のまつぼっくりがたくさん落ちている。若い僧とすれ違う。1440鏡池に映る大仏殿を見ながら二月堂への参道をめざす。樹木が多くなり木陰は涼しい。相変わらず鹿どもはうるさくつきまとうが中にまだ若く人に馴れない成体もいる。人の与える餌をあてにせず孤独な感じが好ましい。この一帯は鹿が樹皮を食うのを防ぐ為に樹木はまんべんなく地表から1メートルくらいが金網に覆われている。1450鐘楼を左に見てようやく階段が現れた。
つづく
※四天王
※戒壇院戒壇堂


posted 久多@麩羅画堂 : September 19, 2008 12:44 PM

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